湯治4日目。
日課にしているマインドフルネスと朝風呂の後、ホテルを出て近所の図書館に来た。
無職になってから世間の動きを知らずにいたことを思い出し、新聞を1週間分くらい流し読んだ。
それだけで頭が疲れ果ててしまい、本を読む気力が消え失せた。
心理学や宗教に関する本を中心に本棚をウロウロしながら何冊かパラパラとページをめくっているだけで充分だった。
流し読みで充分と言うか、あまり深く読み込んでも頭に入ってこない。
私はこの図書館のある市の市民ではないので本を借りることは出来ない。
「何で五木寛之のコーナーに『大河の一滴』が無いんだろう」とか、「カフカの『城』って未完だったはずだけど、どういう終わり方にしてあるんだろう」とか思いながら数時間ウロウロしていた。
この図書館はそれなりに大きく、中に食堂がある。注文して食べている人もいるし、持ち込んで食べている人もいる。
あまり腹は減っていなかったが、時間の使い方が分からずに何となく定食を注文して食べた。
この図書館は落ち着いた雰囲気と清潔感に溢れていて秩序も保たれている。
唯一、椅子に座って読んだのは「うつでも起業で生きていく」だ。
世の高名な自己啓発書に書いてあることを1つずつ上げつつ、そのどれもが鬱病患者には参考にならないと斬り捨てるくだりが面白過ぎる。結局、5時間くらいの間に20冊くらいを立ち読みして図書館を後にした。
読んでいた本の分野は主に、脳、心理、宗教など鬱に関連しそうなもの。
昨日、ホテルにあった「マンガ サ道」を読んだ。
これによると、「サウナ」「水風呂」「休憩」を3セット繰り返すことで、いわゆる「ととのう」らしい。
湯治に来てからサウナは何度も入ったが、3セットもやったことはなかったので試しに3セットやってみた。
しかし、3セットを終えて体が乾くまで休憩しても「ととのう」感覚が分からない。
受動的に「ととのう」のを待つより、能動的に自律訓練法
welllink.co.jp
を行う方が気持ちいい。
サウナのやり方が違うんだろうか。
明日はどうしようか。明日も雨だから屋内で過ごしたい。候補は、ネット喫茶 or ホテルの部屋(出掛けない) or 駅ビル内の喫茶店。どこに行くにせよ、ボーっと過ごすことに変わりはないんですけどね。