ローカル開発環境の構築_00(まとめ)

前提

・完成したアプリを、ローカルマシンで24時間公開するわけにはいかない
・サーバー上にアプリを公開する事になるが、サーバーを借りるのも費用が必要
・開発中は、ローカルPC上にサーバーを構築する必要がある。
 (これを「ローカル開発環境」と呼ぶ)

Virtual BoxとVagrant

・Virtual Boxはサーバーの設定やOSのインストール作業が面倒である
・Virtual Boxを簡単なコマンドで扱えるようにしてくれるVagrantを導入する
・直接操作するのはVagrantのみ。ただし、Vagrantのコマンドを通して、裏でVirtual Boxが動いている事を意識しておく。

Vagrant

Windows上でサーバを一つ立ち上げるのに、Vagrantでは一つのフォルダが必要となる。
・複数のサーバーをまとめるフォルダを作っておく(今後の増築用)
・Serverの設定ファイルをVagrantのコマンドで作る
IPアドレスの設定を、他の仮想マシンと重ならないように設定する(例:192.168.33.10)
・フォルダ内でVagratコマンドを使用すると、用意したVagrantFileの設定を読み込んで裏でVirtualBoxを立ち上げてサーバーを作ってくれる、という仕組みになっている。
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PowerShell仮想マシンの起動

Windows + Rコマンドから「Power Shell」を起動
Vagrant-vbguestのインストールは、不要となった。

作業用フォルダの作成

・作業用フォルダを作成して(PowerShell「mkdir」)、移動する(「cd」)

Vagrantファイルの作成

Vagrantファイルの作成:PowerShellコマンド「vagrant init bento/centos-6.8」
Vagrantファイル作成完了の通知
 「A `Vagrantfile` has been placed in this directory. You are now
ready to `vagrant up` your first virtual environment! Please read
the comments in the Vagrantfile as well as documentation on
`vagrantup.com` for more information on using Vagrant.」
・フォルダ内の「Vagrantfile」(拡張子なし)をエディタで開く
IPアドレスの記述行のコメントを外す(有効化する)
 例:# config.vm.network "private_network", ip: "192.168.33.10"
・設定ファイルの作成完了

仮想マシンの起動

PowerShellでコマンド「Vagrant up」

仮想マシンの確認

PowerShellでコマンド「Vagrant status」
・「runnning」と表示されていれば、仮想マシンが立ち上がっている。

2回目以降の起動

PowerShellを起動する
・cdコマンドで移動する
Vagrant upを実行する

PUTTYの導入

仮想マシンにアクセスする方法として、Puttyを導入する

Cyberduck(ファイル転送ツール)起動

・編集 - 環境設定で「'.'で始まるファイルを表示」「ダブルクリックした・・・」にチェック
・外部エディタを指定する
・設定変更を反映するため、一旦Cyberduckを終了する

CyberDuckを使用して仮想マシンに接続

Cyberduckを起動
・新規接続を選択
 ・「SFTP(SSH)」を選択
 ・サーバ:「192.168.33.10」と入力
 ・ユーザ名、パスワードともに「vagrant
  ※Vagrant で使用するために公開されている box はユーザー名とパスワードを vagrant にする決まりになっている。
   https://app.vagrantup.com/bento/boxes/centos-6.8
www.vagrantup.com

   ユーザー名とパスワードが vagrant に設定された状態でVagrant Cloudに公開されている boxを使用しているため。
 ・接続する
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・新規ブックマーク作成
 ・ニックネーム:「MyCentOS」

CyberDuckによるPHPの学習

ファイル編集

Cyberduckのブラウザ表示時に右クリック→新規フォルダ「PHP_lessons」フォルダを作成して移動する
PHP_lessonsフォルダで右クリックして「新規ファイル」でファイル名「index.php」として作成する
・index.phpをダブルクリック→外部エディタで開かれる

<?php

echo "hello";

・index.phpを上書き保存

Webサーバ起動

vagrantにログイン後、以下を入力
 ・cd
 ・cd php_lessons
 ・php -S 192.168.33.10:8000
 → Webサーバが立ち上がる(少し時間がかかる)
・「http://192.168.33.10:8000」を選択する(puttyでは選択することでコピーも行われる)
・ブラウザでURLに「http://192.168.33.10:8000」を指定して移動する
 → "hello"が表示される

PHPファイルの変更の反映

・index.phpを編集して上書き保存
・ブラウザの「http://192.168.33.10:8000」のページをリロードする

学習の中断

・以下は、そのまま停止して問題ない
 エディタ、ブラウザ、ファイル転送ツール(Cyberduck)

putty

・Ctrl+CでWebサーバを停止する
・exitする

仮想マシンの停止

PowerShellで、CDコマンドを使って「MyVagrant\MyCentOS」に移動
・「vagrant suspend」
・exitする

学習の再開

PowerShell起動

・「MyVagrant\MyCnetOS」に移動
Vagrant upする

PUTTY起動

・登録済みの「MyCentOS」を選択して起動
・ユーザ名、パスワードともに「vagrant」でログイン

PowerShellPUTTYの役割

PowerShell仮想マシンvagrantコマンドで操作する
PUTTY仮想マシンにログインして仮想マシンの中の処理をする

Cyberduck起動

・登録済みのブックマークを起動
・ブラウザ画面で「新規フォルダ」から「rubby_lessons」と入力する
・rubby_lessonsフォルダ内に「hello.rb」を作成する
・hello.rbを開いて「puts "hello"」と入力する
PUTTYに戻り以下を入力する
 ・「cd rubby_lessons」
 ・「ruby hello.rb」
 →「hello」と表示される

hostsファイルの編集(仮想マシンIPアドレスに名前を付ける)

PHPの「192.168.33.10」に「dev.dotinstall.com」と名付ける
Windowsのhostsファイルを編集する
・WIn+Rキーで「drivers」と入力する
・etcフォルダに移動
・hostsファイルに以下を行う。
 ・デスクトップなどに移動する
 ・テキストエディタで開く
 ・最終行に「192.168.33.10 dev.dotinstall.com」と追記する
 ・上書き保存する
 ・driversフォルダに戻す