クローンSSDの作成を諦めた話

3行で

  • ノートPCに内蔵されているHDDのクローンSSD作成を試みたが、失敗した。
  • いろいろと調べて試したが、すべて失敗した。
  • 諦めてクリーンインストールした。

結論

  • 本当に必要なソフトだけインストールしたので、すっきりした。
  • クローン作成に失敗したら、あまり悩みすぎずにクリーンインストールするのも手だ。
重大な確認事項
  • ノートPCであればリカバリメディアを作成済みであること。
  • デスクトップPCであればマザボ付属のディスクやドライバ類が揃っていること。

背景

ノートPCの動作の遅さが気になる。起動してもしばらく反応しない。
何か処理をするたびに無反応になる。何かにつけて反応が鈍い。

クローン作成と失敗(1回目)

Amazonでこれを買った。

www.amazon.co.jp

HD革命でクローン作成し、HDDとSSDを入れ替えて起動したが、「システム起動ディスクが見つかりません」という意味の英文のエラーが表示された。

クローン作成と失敗(2回目)

クローン元HDDとクローン先SSDは、両方とも仕様上のサイズは1TBなのだが、50MBくらいHDDの方がサイズが大きい。そこは気になっていたが、下記2点の理由から問題にはならないと判断していた。
 (1)HDDのサイズ満杯まで使っている訳ではないこと
 (2)HD革命のクローン作成情報を見ると、ブート領域やリカバリ領域などは
  元のHDDのサイズが確保されており、データ領域の最大サイズだけが、差分の50MBほど縮小されていた(多少のサイズ縮小には考慮してあるのだろう)。

だがやはり、クローン元HDDよりクローン先SSDの方が容量が大きいのは気になる。そこで、元のHDDのパーティションを区切り、データ領域を50MBほど小さくした。これで、元HDDのクローン化対象領域はSSDサイズより小さくなる。

ところが、クローンを作成すると「システム起動ディスクが見つかりません」だ。

クローン作成と失敗(3回目)

HD革命がダメなのか。ネットで調べると「EaseUS Todo Backup」が人気らしい。
完全にお任せでクローン作成してみた。また「システム起動ディスクが見つかりません」だ。

クローン作成と失敗(4回目)

この頃になると、ノートPCの裏蓋のネジを止めずにHDDやSSDをテープで固定して作業するようになった。もう着脱が面倒なのだ。EaseUS Todo Backupにはクローン作成とシステムクローン作成がある。システムクローン作成でやってみた。またエラーメッセージが出た。失敗だ。

クローン作成と失敗(5回目)

クリーンインストールが頭をよぎり始めた。クローン作成に関してネットで調べた中で、最も詳しく解説している下記のページの記述内容に、可能な限り忠実に沿って作業した。
freesoft.tvbok.com

BIOS画面の項目の違いから完全に同じ作業にはならないし、このサイト内の説明も言葉足らずなのか多少の矛盾があるので、自分で判断して作業した個所もあるが・・・。
ネット上で見付った他の多くの情報が、このページの記載内容を引用しているようだ。信頼性は高いのだろう。
結局、失敗した。
最後の「bcdboot c:\windows /l ja-jp」でエラーが出る。エラーを無視して手順を進めたが、やはり「起動ディスクがありません」の英語メッセージが出る。

クローン作成と失敗(?回目)

結局「bootrec /Rebuildbcd」で「1」という結果が得られない現象を解消しないといけないようで、これについても調べてみたがどうやってもうまくいかない。

設定を変えてクローンを作成してDOSコマンドを打ち込む・・・そんな事をしているうちに、SSDが認識されなくなった。静電気を帯びた状態で金属端子を触ってしまったか、バッテリを取り外さないままSATAコネクタを取り外してしまったのか。
クローン作成ではなくSSD換装自体を諦めるか。いやHDDの遅さには、これ以上付き合ってられない。クローンSSD作成に当たり、HDDよりサイズが小さい事態は避けておきたいので2TBを購入した。

クローン作成と失敗(?回目)

新しく買った2TBのSSDに対して、HD革命とEaseUS Todo Backupそれぞれクローン作成を試みたが、どちらも失敗に終わった。これ以上はやってられない。疲れ果てて雑に作業して壊してしまう前にクリーンインストールしよう。

クリーンインストール

ノートPCの購入直後に作成しておいたリカバリメディアからクリーンインストールを行った。必要なソフトだけをインストールした。以前の「何がインストールされているのか自分でもイマイチ把握していないPC」ではなく「スッキリしたPC」になった。SSDだから起動も早い。

本当の結論

クローンSSDの作成に失敗しても、めげないで欲しい。
上記を読んで元気を出してクリーンインストールすれば良い。